水炊き

今回ご紹介する鍋料理レシピは、「水炊き」です。今回は鶏がら(粉末)を使いますが、本来は鶏肉をだしで煮たものを水炊きと言います。この水炊きは、もともと福岡の郷土料理として知られています。鶏肉が博多に多く集められ、そこへ中国風の調理法が入ってきたことが始まりとなり、水炊きは別名博多煮とも言われています。鶏肉を食べてから、豆腐や野菜を食べて最後に雑炊で締めくくるという食べ方が正式とされています。鶏肉を食べてから野菜という順番はさておき、最後に雑炊を食べるという締めは今とかわりませんね。
今回ご紹介します鍋料理レシピは、味の主張がそれほど強くないのでさっぱりと食べることができますし、もし残ってしまっても味の変更が可能な鍋です。
では、はじめましょう。

●水炊き
材料:鶏肉(もも)...3枚 白菜...2分の1個 長ねぎ...1本 しいたけ...3個 しめじ...1パック 絹ごし豆腐...1丁 春雨...適量 水...2リットル 鶏がら(粉末)...大さじ3 しょうゆ...大さじ2
作り方
1、まず鶏もも肉を食べやすい大きさに切りましょう。白菜も食べやすい大きさに切り、ねぎは2,3cm位の長さにします。
2、しいたけは半分に切り、しめじは石づき(下の部分)をとっておきましょう。豆腐は食べやすい大きさにして、春雨は熱湯で茹でておきます。
3、鍋に水と鶏もも肉を入れてアクが出てくるまで少し煮ます。アクが出てきたらきれいにとって、そこへ白菜、長ねぎ、しいたけ、しめじを加えます。
4、また少し煮てから、豆腐と春雨を加えて、白菜に火が通ってきたところで、鶏がら、しょうゆを加えます。味見をして少し薄いようなら塩を加えても構いません。
そのまま食べても、ポン酢やゆずこしょうなどで食べてもおいしくいただけるでしょう。