タラ鍋

今回ご紹介します鍋料理レシピは、「タラ鍋」です。タラの芽、たらこ、サザエさんでお馴染みの磯野家のタラオちゃんと様々なタラがありますが、今回の鍋料理レシピに登場するタラは、白身魚のタラです。タラは、低脂肪、高タンパクの魚で実にヘルシーです。ビタミン、ミネラルといった栄養成分も含まれていますし、肝機能を高め、老化を抑制する作用のある成分も含んでいます。塩焼きにしてもフライにしても、はたまたムニエルにしてもおいしいタラですが、実は鍋に入れてもおいしくいただけます。タラの季節は、12月から2月まで寒い時期と言われていますが今日では年中手に入る魚です。選び方としては身が薄ピンクの透明なものが新鮮で、白く濁ったものは冷凍品と覚えておくとよいでしょう。今回の鍋料理レシピでは、そんな多くの栄養を秘めた魚、タラが主役の鍋です。味付けはそれほど強くありませんのでタラ本来の味わいを存分に感じていただけるはずです。
では、はじめましょう。

●タラ鍋
材料:タラ...400g 白菜...4分の1個 しいたけ...3枚 人参...適量 絹ごし豆腐...半丁 長ねぎ...1本 ダシ汁...3カップ しょうゆ...少々 塩...少々 みりん...少々
作り方
1、まず白菜、長ねぎ、ニンジン、絹ごし豆腐、たらを食べやすい大きさに切ります。しいたけは半分に切りましょう。
2、鍋にダシ汁、しょうゆ、塩、みりんを加えて煮立たせます。
3、そこへ、タラと白菜、しいたけ、人参、絹ごし豆腐、長ねぎを加えて火が通れば出来上がりです。
今回はタラのみですが、ここへ白子を入れてもまたおいしくなるでしょう。

石狩鍋

今回ご紹介します鍋料理レシピは、「石狩鍋」です。さて、この石狩鍋ですがその名の通り石が入っているわけではなく鮭が入っている鍋です。ではなぜ、鮭鍋ではなく石狩鍋と言うのでしょうか。名前の由来は、北海道に流れている石狩川でとれた鮭を鍋料理にして食べたところからつけられたと言われています。十勝川付近でも、十勝鍋という名の鍋があって、その由来も石狩鍋同様、その川でとれたさけを使って鍋を作ったことからつけられた名ということです。今回作ります鍋料理レシピで使うサケは、特に産地は関係ありませんので手に入るサケをお使い下さい。
では、はじめましょう。

石狩鍋
材料:さけ...400g 大根...4分の1本 人参...1本 こんにゃく...1枚 しいたけ...5枚 白菜...4分の1個 長ねぎ...1本 水...5カップ だしの素(粉末)...大さじ1 味噌...80〓90g

作り方
1、さけは食べやすい大きさに切っておきましょう。こんにゃくは一度茹でてから、一口大に切ります。
2、大根、人参も食べやすいように切りますが、なるべく薄切りにしておきます。しいたけは半分に切りましょう。
3、白菜、長ねぎも食べやすい大きさに切りましたら、鍋に水とだしの素(粉末)、味噌を入れて煮立たせます。
4、そこへ、一度茹でておいたこんにゃく、白菜、大根、人参、しいたけを加えてさらに煮ます。
5、具材に火が通り柔らかくなってきましたら、さけと長ねぎも加えます。
6、火が通ったら、でき上がりです。
煮汁もおいしいスープになっていますので一緒に召し上がってみてください。

鶏団子鍋

今回ご紹介する鍋料理レシピは、「鶏団子鍋」です。鶏肉は高タンパク、低脂肪の食材で、栄養価が高くとてもヘルシーです。そんな鶏肉を使う今回の鍋料理レシピでは、鶏団子を手作りしてみませんか。鶏団子は、今ではスーパーでも売られているほど手軽な食材ですが、団子状にすることはそれほど手間ではありませんので、ひき肉を使って作ってみましょう。この鶏ひき肉は、豚ひき肉へ変えて作ってみても構いません。鶏ひき肉とはまた違った味わいの鍋が仕上がることでしょう。団子の作り方もそのまま応用できますので、ぜひ覚えてみてください。ポイントは、粘り気がでるまでよくこねることです。このひと手間がおいしい肉団子の鍵と言っても過言ではありません。
では、はじめましょう。

●鶏団子鍋
材料:鶏ひき肉...400g 玉ねぎ...1個 卵...1個 長ねぎ...1本 白菜...4分の1個 しいたけ...3個 もやし...1袋 木綿豆腐...1丁 だしの素(粉末)...1袋 しょうゆ...少々 小麦粉...少々 水4カップ
作り方
1、まず鶏団子を作りましょう。玉ねぎをみじん切りにし、そこへ卵と鶏のひき肉を加えてよく混ぜます。このとき小麦粉も加え、粘りが出るまで混ぜ合わせましょう。
2、白菜、長ねぎ、しいたけ、木綿豆腐は食べやすい大きさに切っておきましょう。
3、鍋に水を入れて、そこへだしの素、しょうゆを加えて、あらかじめ混ぜ合わせていた鶏のひき肉を団子状にして鍋の中へ入れます。
4、そこへ、白菜、長ねぎ、しいたけ、木綿豆腐を加えて煮込めば、でき上がりです。

せんべい鍋

今回ご紹介する鍋料理レシピは、「せんべい鍋」です。せんべい鍋とはその名の通り、南部せんべいを入れた鍋です。南部せんべいとは、小麦粉で作られたせんべいで、青森県で食されています。南部せんべいは、別名津軽せんべいや、八戸せんべいとも呼ばれていて青森だけではなく岩手でも有名なせんべいです。今回の鍋料理レシピでは、おつゆ用に南部せんべいを使います。このせんべいは煮込むと、弾力のあるモチモチとした食感に変わりスープがほどよくしみ込み一度食べればやみつきの味になるかもしれませんよ。普段お菓子としてしか食べる機会がない食べ物を鍋の具材としてぜひ召し上がってください。
では、はじめましょう。

●せんべい鍋
材料:せんべい(鍋用)...4枚 鶏肉...200g 人参...2分の1本 ごぼう...適量 しいたけ...4枚 長ねぎ...1本 だし醤油...適量 水4カップ
作り方
1、まず、鶏肉、人参、ごぼう、しいたけ、長ねぎを食べやすい大きさに切りましょう。
2、鍋に水をいれて、そこへだし醤油を加え沸騰したら、鶏肉、人参、ごぼう、しいたけ、長ねぎを加えて煮込みます。アクを取りつつ、味を見ていきます。味が薄いようならば、さらにだし醤油を足してください。
3、味が調ったところで、せんべいを入れます。4つくらいの大きさに砕いて鍋に入れ、さらに煮込みます。
4、せんべいがスープを吸って柔らかくなってきたら完成です。
いつものようなカリカリ感がなく、柔らかな歯ごたえのするせんべいをお楽しみください。

豆乳坦々鍋

今回ご紹介します鍋料理レシピは、「豆乳坦々鍋」です。以前「豆乳ごま鍋」というごまを入れたまろやか豆乳鍋のご紹介をしましたが、今回は豆板醤や赤トウガラシを入れますから少し辛みのある鍋に仕上がります。代謝が悪くなりがちな寒い季節には少し辛みのある鍋のほうが、普段かけない汗をかけて体に良いことでしょう。適度な辛みは、食欲増進や脂肪の燃焼などダイエット効果もあるものの、摂りすぎると逆に代謝に悪い影響を与え、味覚が鈍感になってしまうこともありますので注意しましょう。今回の鍋料理レシピには、豆乳が入りますのでそれほど辛みは感じない方もいらっしゃるかもしれませんが、お子様など刺激物に弱いかたがいる場合は赤トウガラシを入れないほうが良いかもしれません。豆板醤の量も加減しながら入れることをおすすめします。
では、はじめましょう。

●豆乳坦々鍋
材料:ダシ汁...1カップ 豆乳...4カップ しょうゆ...大さじ2 豚ひき肉...200g ゴマ油...少々 料理酒...大さじ1 しょうが...適量 にんにく...適量 豆板醤...小さじ2 赤トウガラシ...適量 白菜...4分の1個 もやし...1袋 長ねぎ...2本 しいたけ...4個 豆腐...半丁
作り方
1、まずフライパンにゴマ油をひき、豚ひき肉を炒めます。すりおろしておいたしょうがとにんにく、刻んでおいた赤トウガラシ、豆板醤を加えてよく炒めておきます。
2、白菜と長ねぎは食べやすい大きさに切り、しいたけは半分に切っておきます。豆腐はお好みの大きさで構いません。
3、鍋にダシ汁としょうゆを入れて火にかけ、そこへ白菜、長ねぎ、しいたけ、もやしをすべて入れて煮込みます。
4、火が通ってきたら、豆腐、豆乳、炒めておいた豚ひき肉を加え、さらに少し煮込めば完成です。

寄せ鍋

今回ご紹介します鍋料理レシピは、「寄せ鍋」です。寄せ鍋とは、魚介類や野菜、キノコなどをだしで煮込んだ鍋のことです。今回は、めでたい席には欠かせない鯛を使います。鯛は、脂肪分が少なくうま味成分を含んでいますのでおいしいスープに仕上がるでしょう。めでたい席の一品として食べるもよし、日常生活の中でめでたさを味わうために食べるもよし、思い思いのシーンの中で活躍できる鍋になることでしょう。今回の鍋料理レシピは薄い味つけですから、その煮汁も一緒に楽しめます。
では、はじめましょう。

●寄せ鍋
材料:鯛...240g いか...1杯 海老...4尾 しめじ...1パック 長ねぎ...1本 がんも...4〓5個 だし汁...4カップ しょうゆ...適量 塩...少々 春雨...適量
作り方
1、鯛、長ねぎ、しめじ、長ねぎを食べやすい大きさに切りましょう。
2、いかは皮をむいてから食べやすい大きさに切り、少し切り込みも入れておきましょう。海老は殻をむき背ワタも取っておきましょう。
3、がんもは、熱湯をかけて湯抜きしておきましょう。
4、春雨は普段より少し短めに茹でておきましょう。
5、だし汁としょうゆを入れて煮立ったところで、鯛、いか海老、しめじ、長ねぎ、がんもを入れて煮込みます。
味見をしながら塩少々を入れ、調ってきましたら最後に春雨を加えてでき上がりです。

トマト入り鍋

今回ご紹介します鍋料理レシピは、「トマト入り鍋」です。鍋にトマトを入れるという行為はミスマッチのように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、味付けや入れる具材によっておいしいスープが出来上がりますのでご安心ください。今回の鍋料理レシピでは、トマトは使い勝手のよい缶詰を使いパプリカやセロリを入れて洋風に仕上げます。
では、はじめましょう。

●トマト入り鍋
材料:トマトの水煮(缶詰)...200g パプリカ(赤)4分の...1個 パプリカ(黄)...4分の1個 しめじ適量 玉ねぎ...2分の1個 セロリ...適量 人参...適量 鱈...100g 海老...4尾 あさり...100g ウインナー...3本 ローリエ...1枚 にんにく...適量 赤トウガラシ...適量 オリーブオイル...大さじ1 塩...少々 こしょう...少々 水...適量
作り方
1、はじめに、あさりはあらかじめ砂出ししておきましょう。海老は殻をつけたまま背ワタを取ります。
2、鱈、玉ねぎ、人参、パプリカ、しめじ、パプリカ、ウインナー、セロリを食べやすい大きさに切っておきます。このときセロリは筋を取っておきましょう。
3、鍋に、みじん切りしておいたにんにく、赤トウガラシを入れて火にかけます。にんにくは焦げやすいので弱火にしましょう。
4、にんにくの良い香りがしてきたら、トマトの水煮、パプリカ、鱈、玉ねぎ、人参、あさり、しめじ、ウインナー、セロリ、海老を加えて煮込みます。このとき水を具材が浸る程度入れ、ローリエも加えましょう。
5、アクを取りながら煮込み、最後に塩、こしょうでお好みに味付けしましたらでき上がりです。